世の中は急速に変化してきている。昔、旅した世界のいろいろなところの写真を探して、懐かしく見返しているが、ニュースを見るとどうもそんなことにうつつを抜かしているのはジジくらいのもので、男女関係などは奔放を極めているようだ。先日ババがこんなことを言っていた。
「お隣は引っ越しだとどこかの人に聞いたのよ。引っ越していくんじゃなくて、娘さんが戻ってくるんだって」 「そりゃ、出戻りということか?」 「そうかもしれないけれど、前にお母さんが何も聞かないのに言ったのよ。”うちの○○ちゃんは、別のところに住むことになったの”と。ではご結婚ですか、と聞いたら、そうじゃないけど恋人と一緒に棲むと言ってたわ。昔じゃ考えられないことだけど、親を含めて、婚前に同棲するのは当たり前みたいね」 「それで喧嘩でもして戻ってきたわけだ」 「そういうことかもしれないね。」
そんなわけでお隣さんの娘は、かなりの荷物を狭い家に運び込んでいました。さて驚いたニュースです。
以下引用です。
厚生労働省の薬事分科会は24日、コンドームが壊れたり、性犯罪の被害に遭ったりした女性が、望まない妊娠を防ぐために服用する緊急避妊薬「ノルレボ」の承認を決めた。来春にも発売される。性行為後72時間以内の服用で、妊娠の確率が4分の1に減り、副作用も軽い。欧米など48か国で承認されており、製薬会社「そーせい」(東京)が昨年、承認申請していた。
従来の緊急避妊は月経周期異常などの治療薬(中用量ピル)が主流。警察庁も性犯罪被害者に、その費用を助成してきたが、嘔吐(おうと)などの副作用が強く、産婦人科医らが導入を要望していた。(引用終わり)
イザナミ・イザナギは日本で初めて男女関係を結び、今の日本の国土や森羅万象を生み出しています。それまでの神は“一人神”で現れては消え、また現れる繰り返しでした。西欧のアダムとイブも似たような神話です。
日本でも子供を産むこと、子孫を増やすことは人々の強い願望でした。多くの幼児が病気や事故で死んでいきました。弱いものは幼児のうち、胎児のうちに“淘汰”されたのです。それで人々と自然のバランスは保たれていたのでしょう。でも、今は違います。生もうと決めた子供は、あらかじめ異常児とわかっても、人為的に、産む、産まない、を二人で決めるのです。「神を冒涜する」とも思えます。
「子供は授かり物」 「コウノトリが運んでくる」
具体的には触れずに、普通の生活をしている人々は、子供の生まれることを望んでいたのです。しかし、今は「子供を“作る”」と言います。結果的には性行為で“作る”のでしょうが、生命の神秘をもてあそぶことが、当たり前のようになってしまった世の中が、寂しい気がします。
―お前、ジジ!そんなに清廉潔白なのかよ!「いや、ご免なさい。今になって思うのです」
少子化対策など噴飯ものです。経済問題から子供を増やさないといけない、などと考えるのは、どうにも納得できません。
少し前に北陸の奥地を巡っていました。神社そのものが子作りのためのものでした。東京から近いジジの田舎のにも石で作った大きな男根がお宮の前にありました。性を遊びにしてしまった現代人は、これからどうなっていくのでしょう。アフリカの人口増加、ヨーロッパ、アメリカの最近の移民たち“異人種”の激増。子供は異人種の間で激増しているのです。こういうことに目をつぶる日本のマスコミ…。
医学の発達は良いことでもありますが、子供を生む、生まない、などを含めると、これは刹那主義の好き勝手を許し、人類滅亡への道をまっしぐら、という気もするのです。それでジジが困ることはありませんが…。
隣には娘さんというのでしょうが、昔なら“出戻り”が平然としています。
「○○ちゃんの電話代で私のアルバイト代が消えちゃうの」と母親は言ったそうです。 おそらく出戻りの娘?は、今後しばらくは、親に食わせてもらい、昼夜外出して性をネタに奔放な生活を繰り返すのでしょう。生活保護も申請するかもしれません。まともなDNAの伝搬者であることを放棄した人々に、将来はあるのでしょうか。
生きる証として、チャレンジする心を持った人々だけが、滅亡へのプログラムをリセットのチャンスがあるのかもしれません。そう望みたいところです。
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