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何かと不穏な時代に大先輩からの「おい、なんだい!」と、難題山積みの熱きメッセージ、まあSSERの社説のようなものです。

  

知り合いの年寄りが、娘夫婦の子供、孫を預かり沖縄旅行をしたそうです。飛行機で南の島に出かけるのを、孫はとても喜び、はしゃいでいたそうですが、飛行機に乗ってしばらくすると、飽きてしまったようです。

「孫がうるさくて…」の愚痴をこぼすのです。どんな様子だったか聞いてみるとこんな会話が何度かあったそうです。

「吐きそう。気持ちが悪い」

「あ、そう。だったらそこにある袋へ吐きなさい」

孫は吐かなかったそうです。しばらくしてまた言いました。

「おなかが痛い。食べたくない」

「だったら、食べなければいいでしょう」

孫はまた何も言わず、食べたそうです。このお婆さんは70歳に近い人です。

「親が甘やかすから、何でも愚図れば、思うとおりになる。大人がお世辞を使ってくれると思い込んでるのよ。今の子供は親を含めて、我慢することを知らないから…」。

納得です。教育現場が荒廃しているという報道を見ます。しかし、それはちょっと無責任ではないかと思うのです。ちょっと小突かれただけで、子供は親に言いつけます。親は教育委員会や校長、教頭に「体罰だ!」と訴えます。

それを聞き知ったマスコミは、何でもないようなことなのに、親の一方的な言い分を書き立てます。こんな繰り返しで、熱血教師など生きるスペースはありません。日教組などはこういうことで校長や教頭をいじめ、勢力を伸ばそうとしてきました。

北教祖などは先生が組織ぐるみで違反行為をやり、証拠を隠している疑いがあります。民主党の小林議員は札幌地検に任意の事情聴取を要請されていますが、違法献金については「知らない」の一点張り。鳩山、小沢両首脳の資金疑惑をお手本にしろと、日教組のドン、輿石さんに言われているのでしょうか。

こんな有様では公立高校の授業料無償化などやっても、不良生徒を増やすだけでしょう。先生方が不正を違法とも思わず、組織ぐるみの不法行為では、子供たちへの説得力などありません。

子供は叱り、褒め、育てるものです。いけないことをしたら、げんこつくらいはいいのです。何でも体罰として、子供を甘やかすから、親まで子供を育てるのは「国の責任」などと言い出します。子供手当などで大騒ぎするより、親が子を育てる基本をはっきりさせ、その上でどうしたら立派な大人になっていくかを考えれば、自ずから結論は出るのです。

飛行機の中で自我を通すことができないとわかった“孫”は、その後お婆さんの言うことを聞き、家へ戻ったそうです。親がきちんとすればできるのです。時の為政者がしっかりしないと、日本総崩れは目に見えています。 

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