「トヨタがル・マン出走車へエンジン供給」
トヨタ・エンジンが久々にル・マン24時間に“復帰”する。トヨタ・モータースポーツGmbH(ドイツ・ケルン)はこのほどレベリオン・レーシングの2011年ル・マン24時間出走車、レベリオン・レーシング・ローラLMP1にエンジンを供給することを決定、発表した。
レベリオン・レーシングのアレクサンダー・ペスチ代表は「トヨタとの合意は来シーズンに向けての力強いものとなった。強力なメーカーであるトヨタが我々のプロジェクトを相手に選んでくれたことを誇りに思う。勝利に向けて様々なサポートを受けながら精一杯活動していく」と話している。
また、バート・ハイデン・マネジャーも次のように語った。
「トヨタ・モータースポーツとパートナーになれたことは素晴らしいことだ。トヨタはル・マンでの実績もあるし、F1の経験も持っている。これから強力で長期的な信頼関係を作り上げていく」
レベリオン・チームのローラ・トヨタは10月には秘かに英国でシェークダウン・テストが行われている。
TMGはトヨタ・モータースポーツ社(TMC)が前身で、トヨタ・チーム・ヨーロッパから移管された。ケルンに本拠を持つトヨタ・チーム・ヨーロッパは1979年から本格的な活動を開始。W R C で4度のドライバー、マニュファクチャラーズ・タイトルを獲得。1998、99年にはル・マン24時間レースにチャレンジしている。その後、2002〜2009年はF1を戦ってきた。
今度のル・マン用エンジン供給は、トヨタ12年振りのル・マン復帰となる。
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