「おら、知らネー」
バラマキ発言が当てにならないことは、各国の首脳が十分に承知しているようで、BBCを見ていたら、EU、アメリカ、中国、オーストラリア、それにインドネシアなどの首脳発言は採り上げられていましたが、残念ながら日本の“友愛”を標榜する鳩山由紀夫首相は、名前はもちろん、日本の提案なども全く報道されていません。
相手にされていないと言うことでしょう。多くの首脳は1人でコペンハーゲンに出向いています。鳩山さんは例によって、ピーヒャラ・カーチャンの手を握ってタラップを下りました。親善訪問や2国間の緩やかな話し合いなら、夫人同伴はヨーロッパ、アメリカの常識ですが、そういう国の首脳が1人で“国益を背負っての真剣勝負”に意を決してコペンハーゲンに集まっているのに、カーチャンは例によってピーヒャラと下品な笑みを浮かべて得意げです。
あーあ、世も末とはこういうことでしょう。小沢さんは韓国の大学で、日本の若者をこき下ろす話をし「韓国の血を入れないといけない」のようなことを喋ったのです。色々なネットに出ています。韓国人は喜んだでしょう。しかし、日本の小沢・随行記者団は何の報道もしていません。小沢さんの恫喝が怖いのでしょう。マスコミは小沢さんの前では無力なのです。
小沢さんが巧みに糸を操り、鳩山さんが踊る操り人形のページさえあります。ジジも鳩山さんが小沢さんの傀儡であり、隠れ蓑であり、操り人形であることは承知しています。しかし、それが分からないのか、分かっても首相の地位にすがりつきたいのか、COP15にピーヒャラ・カーチャンと手と手を取り合い、脳天気にも友愛を唱えに出かけました。
誰も相手にしてくれません。相手にしているとすれば、アメリカのクリントンさんでしょう。開発途上国が削減枠や調査を認めるなら、多額の資金を開発途上国に援助する、というのです。アメリカがいくら出すのかは一切触れていません。日本の金銭感覚皆無の鳩山さんに出させようという魂胆は見え見えです。赤字国債の上塗りです。言われれば得意になって「出します」と答えるでしょう。自分の金庫にいくら金がうなっているのか知らない人です。国庫とはどういうものかも、税金を支払うという苦労も、全く知らずに「オカアサマ」も金を「冥界からの寄付」として記載していたのです。こんな首相を世界の国益を守るためには、阿漕で辣腕のリーダーたちが、小馬鹿にするのは当たり前でしょう。子供の使いなら「ご免なさい」で済みますが、首相ではそうもいきませんね。
1カ月ほど前に、秋山兄弟・正岡子規の故郷や痕跡を歩きました。同時に坂本龍馬の脱藩の道も点々とたどりました。日本を築きあげた人たちでもあります。国を思う情熱が今の日本の繁栄の基礎です。それを無視してまで自分の野望を達成しようというのが小沢さんのようです。この複雑な国益の入り交じる時代、鳩山政権の政治家は2人しかいません。小沢一郎さんと亀井静香さんです。マスコミにけしかけられ、国民が選んだので、文句を行っても手遅れです。
どういうことになりますか…。マニフェストをマニュフェストと書くのが民主党・小沢さんの文書です。英語遣いなのか、イタリア語遣いなのか、どっちにしても「公約」の横文字書きが日本文字にすると異なるようでは、信用以前の話でしょう。
いくらジジが怒っても話にもなりませんが、このままだと日本に永住権を持つ外国人に地方選挙権を与えるという小沢ビジョンは、腰抜け民主党議員が賛成し、まず対馬が韓国支配下に、その次には沖縄やトカラ列島などが中国支配下にはいることでしょう。沖縄もいずれはそうなるでしょう。ジジのつぶやきは「おら、知らネー」です
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