ムッホとジャンガルが出発時間になっても姿がない?こりゃ、寝坊だなあ!!でもまあ疲れがたまってるんだろうからね。「起こしに行こう」とエレベーターに乗り込もうとしたが・・・あっしまった!チェックアウトしてるんで部屋のカードがない!?ということは・・・エレベーターに乗ることができないのだ。部屋のカードがないと希望の階に止まらないのです。部屋に電話をしてみても出ない?事件?なーんてことなく、こっそりと起きて来て準備をしていました。
ユーロ圏はこれまた駐車料金が高いのに泣きそうです。バイク1台5000円くらい・・・サンクトペテルブルグでは2日間で駐車料金が全部で10万円!!かかった時はびっくりしたけど、ここベルリンも高いのなんの。東京でもこんなにかからないよね。そうでもないか、横浜でバスとトラックを3時間停めただけで15000円いったもんなー!!どうなってるんだ。怒りは収まってないけど・・・あたるとこなくて、午前9時30分ホテルを出発。
ドイツ連邦議会の置かれている国会議事堂の近くにバイクと車を停めた。国会議事堂の前には観光客がたくさん順番を待っている?中に入るためだそうです。そこから歩いて数分のところのブランデンブルク門へ向かった。ブランデンブルク門は1989年にベルリンの壁が壊わされ、再び門を通行できるようになったのだ。大戦後は東ベルリンに位置していて今ではあの忌まわしい大戦の記憶や戦後の分断の記憶やらでドイツ・ベルリンのシンボル。高さは26m、幅は65.5m、奥行きは11m。そういえばサンクトペテルブルグのイメージにも良く似ている。
ベルリンの壁のお話も少し。壁は1961年から1989年の間に存在した東ドイツと西ドイツを隔て東ドイツが建設した。大戦後、西ドイツ側をアメリカやイギリスを初めとする連合国側が、東ドイツ側をソ連がそれぞれ統治することになった。この際に起きた思想の摩擦により壁が建設されたといわれている。冷戦時代の象徴、そしてドイツ分断の象徴とも言われたが、1989年に破壊され、現在は一部が記念碑的に残されている以外存在しない。ベルリンの壁は両ドイツ国境の直上ではなく、すべて東ドイツ領内に建設されていたらしい。でもいまや見事な観光資源。こうした負の遺産が未来の観光に役に立つなんて皮肉ね。
ミュンヘンは夏のBTOUで「西安−パリの途中で必ず寄ってね。」「ええそうします。」とBMW本社からモンゴルに来ていたモトラッド部門担当社長と男の約束の地。ついでにそこで齋藤さんのバイクを直したいと思っていた。でも到着は遅くなるからまあ明日の朝アポイントを入れて・・・なんて考えていると明日は統一記念日でドイツの大切な休日だということが発覚!!ではやってきたということだけを伝えてもらいつつあきらめることに。
午後8時にはホテルに到着、そして楽しみだったオクトーバーフェスティバルへ出かけた。歩いて15分程度と聞いて出発。カオルさんが足が痛くて立ち止まる。ちょっとの間に今まで全員の姿を確認していたのが忽然と居なくなった。このときカオルさんと山田と私の3人に・・・「えーみんながいないよー。少し急ぎましょうよ。」足が痛いカオルさんを急がせた。オクトーバーフェスティバルまで行っても姿がない。迷子確定。仕方ないので3人でホテルに歩いて帰ることに・・・しかしカオルさんは足が痛そうだ。すこし頑張って歩いたけど、やっぱりタクシーに乗ったの・・・タクシーはホテルに超ーすぐ着いてしまった。このタクシードライバーは親切だったよーこの距離なら普通イヤな顔するのにね・・・というぐらい近かったのでした。
こんなときに限って携帯電話を充電中で持っていなかったから、ホテルに戻ってさっそく石原さんへ電話した。やっぱり探していたようだ。でも残りのみんなで食事はしているようなので安心しました。あとはガイドのハギワラさんに任して私たちも食事しなくちゃ・・・ホテルのバーで軽く食事をしようと入っていくと山口さんが一人でのんびりとビールを飲んでいる。「あれっ!行かなかったの。」「行かないって言ったよー、3人だけでどうしたんだい。」「迷子」「まいごーその年でー、ここのビールうまいよ。飲んでごらん。」って4人で飲み始めたが・・・すぐにカオルさんが眠くなりお部屋へ、自分の部屋の鍵を持ってなくて、山口さんの部屋に寝てもらうことに、あとで起きるか心配だけどね。
それからしばらくしてみなさん帰って来た。「なにしているのー、どうしたのー」って言われても一生懸命ついていったのよ・・・しかし迷子になったのです。事情説明も終わり部屋に戻ろうと思ったが、ジャンガルの姿がない?「ムッホ、ジャンガルは?」「さっきの交差点まで居たけどいない。そのうちに帰って来るよジャンガルだから・・・」30分ロビーで待っていても帰ってこない。捜索が必要?もう少し待って帰ってこなかったら・・・事件?それから30分たったけど帰ってこない。やばい!山田に報告に行こうとその場を離れようとしたとき「黒川さーん、迷子になって同じところをぐるぐる廻ってきたよー」って顔を赤く染めてジャンガルがホテルに入ってきた。よかったー、事故に巻き込まれたか、酔っ払いに絡まれたか、男の人?に連れていかれたか、って悪いほうに考えていたので、ゆっくり寝ることができます。
まあ毎日毎日!ハプニングだらけ・・・ちょっと疲れましたよー。明日はパリの予定だったけど、途中の予定していない街で一泊する予定。明日も何かあるんだろーなー!! |