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2007年9月12日 行程2日目
蘭州 - 張掖 走行距離:610km 走行時間:11時間

目覚ましに起こされた。ホテルの窓には雨音が。どうも小雨が降っているようよ。これでは今日も1日、おじさんたちは大変に違いないわね。できればこのままの小雨で、そしてお昼前くらいには止んでくれればいいのに。と、何となくカーテンを明けて外を見れば、なーにまだ暗いじゃない。そう1時間の時差をうっかりして、目覚ましのセットを間違えたみたい。この1時間はかなり悔しい。だって睡眠時間3時間なんて、私には考えられない。あっ、でももBTOUなどのラリーのときはもっと寝てないのよね。で、あと少し寝るというわけにもいかず、ゴソゴソと出発準備。おじさんたちは、寝る時間が遅くても朝が早いという不思議な習性を、全員が備えていた。

そんなこんなで聞いたこともない「張掖」という町に向けておじさんたちは一斉に小雨の中をスタート。意を決して昨日は断られた高速道路へ!もう一度だめもとで交渉すると、結構スンナリと許可がでた。「よーし、よしよし。これでソートー距離を稼げるね!!」とそのあと襲う睡魔などは予見も出来ずに元気よく中国の高速道路をご一行様は走り始めたのでした。メデタシメデタシ。

さて昨晩給油をしてないものだから、1時間程も走ったところで給油ストップ。高速道路にあるガソリンスタンドではバイクに直接給油することはできない??んだそうでジョッキに入れて、すこしずつ給油するの。もーチョー時間がかかる。

「どうしてダイレクトに入れられないの??」

「火災の危険性がある」
「???」
ところ変わればシナ変わる!のでありました。

さて心配されたお天気も快復して見てビックリ。周囲の山が白い!!その後ほぼ高速道路か高規格道路での快適快速移動。昨日が遅かったこともあり、おじさんたちは眠くなって休憩することしばしば、武威まで約300kmを走って午後4時遅い昼食となる。

中国では昼食のレストランはあらかじめ予約してあるの。だから、遅くなってもそこに行くしかないのね。その代わり座るとたちまちテーブルに積みきれないほどのお料理が手品のように出てくるの。食べれば眠くなる。食べなければおなかはグーグー。葛藤は食欲に負けて、もうあとは野となれ。こうして中国でのランチタイムは、1日の行程のちょうど半分あたりに設定されているのでして、なかなか変更など融通が利かないの。おなかをすかせ過ぎてゴメンナサイ。

1時間程の昼食を終えるともう午後5時じゃないの。あと250kmだ??前半300kmを8時間で走っているんで、アベレージはと・・・あれっ、40km/hにもならない・・・となると、今日も到着は午前様じゃないかしらね。おなかいっぱいにご飯を食べたからまたまた眠くなる→休憩→遅くなる。悪循環は、疫病神のようにやってくる。

と思っていると、なんだか残り200kmはチョー快走。午後9時にはホテル到着。もちおじさんたちシャワーを浴び、シルクロードの夜の町へ繰り出していったことは間違いない。

夕食後、眠い目をこすりながら明日のルートの確認、そして写真の整理やHP用の情報を送る作業をして就寝は午前2時、明日はいよいよ敦煌!町の屋台ではおじさんたちの「青春の」歌声がこだましているのではないでしょうか。

若者、夜遅く寝て朝寝坊で昼間元気!!
おじさん、夜遅く寝て、朝早く起きて、昼間元気!!ただし昼食後は眠たくてたまらない!!

そんな、循環。明日は敦煌だってこと、分かっているのかね?