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2007年9月14日 行程4日目
敦煌 休息日

今日は休息日!だというのに、いつものように早く目が覚める。キット年のせいね。ホテルは大きくて広い、ので朝食会場までがとても遠い。迷子になりそう。

ここは井上靖の小説「敦煌」によって、有名になった!と地元のガイドさんが何度も説明してくれる。でも読んでないので平井商店街(ネットショップ)で買おうかな?なんて。

午前中は莫高窟(バッコウクツ)の見学。「仏教遺跡。ユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録されているのよ。莫高窟は千佛洞とも言われ、岩にくっついたアパートのようなものね。スイマセン。で、広いわ!大きいわ!で南北1600m、上下5層(5階建てね)。部屋?には番号がつけられて、一部しか当然見られないけど、かなりの部分は発見したドイツ人?によって持ち去られたようね。でもさすがにこれを全てもって行くとかってことはできなかったよう。北魏から元代の492の龕窟(お部屋のこと)、45000uの壁画、

約2400体の彩色塑像、5つの木造建築(唐から宋代)が保存されている。」と説明されるんだけど。みんなNHKなどで紹介されているものだから、とっても期待大!!ここでもカメラは没収され一切の撮影は出来なかった。よりもなによりも中は真っ暗で、足元もおぼつかない。ガイドが懐中電灯で照らしながら、フランス語のような日本語はなに言ってるかわかんなーい!

そんなこんなでだんだん疲れてきて、見学しているよりも座って休憩する時間が長くなった。挙句の果てには「バイク乗っているほうが楽!」とか言い出す始末で、ワビサビのないヒトタチネ。

でもって続いて敦煌の市内へ移動、昼食をすませると夜光杯や絨毯の工場を見学「ホーッ」とか「はー」とかって見ていると「こちらへどうぞ」とお決まりのお土産屋さんへ「もう、こういう手口は古いのに、日本も中国も観光地などは以前このやり方、そのうち嫌われるよね」と思ったらなに、みんな思い思いにお土産を買っている。私はそこで目にとまった。ラッキーカラーでもある(勝手に思っているだけ)ブルーグリーンの石でできたブレスレットを買った。これは全員が無事にパリまでゴールできるように願かけでもあった。ほんとうに1人欠けることなくパリへ笑顔でゴールしたいと・・・。

ちょっとここで少し夜光杯についてご説明をいたしましょう。・・・(ガイド口調で)「みなさま、ここ敦煌は夜光杯の生産でも知られております。昔、中国で暗夜にも光ると伝えられた宝玉「夜光の壁(たま)」で作られた酒杯が本来の夜光杯でございますが、西方つまりヨーロッパでございますね、そちらより渡来した高価な玻璃(はり)やギヤマンの杯も夜光杯と呼ばれたのでございます。唐の詩人王翰(かん)は「葡萄(ぶどう)の美酒夜光の杯 飲まんと欲すれば 琵琶 馬上に催す 酔うて沙場に臥す 君 笑うこと莫(な)かれ 古来 征戦 幾人か回(かえ)る」と詠んだ涼州詞はあまりにも有名でございます。葡萄酒、夜光杯、琵琶いずれも西城からシルクロードを越えて伝わったものでございます。いかがでしょうかこちらの大きいものは本物で300元、こちらは200元でございます。」

それから暑さとお昼寝の希望?もあって、午後の観光は夕方の5時からとなった。よっしゃ!2時間はお昼寝できるやんーと思っていたけどやっぱりいろいろすることあって出来なかった。カオルさんたちはバイクの整備を始めるし、たまっているレポートなど3日間をまとめてOrganisation Voiceを送らなきゃならないので忙しかったやん。

そして、午後5時30分にロビーに集合。いざ、鳴沙山(メイサザン)と月牙泉(ゲツガセン)へ

鳴沙山は、砂山で風が吹くと音をたてるので鳴沙山と呼ばれるようになったといわれているんだって。そんで、中に入って見ると、びっくり人人人人人・・・これは驚きです。また、もっとも砂は美しいといわれる鳴沙山ですが、アフリカやモンゴルでみているので感動は少なかったかも。そして、カートに乗って砂の中のオアシス月牙泉へ行ったも・・・喫茶でお茶していました。これでは、模範的な観光客ではないですね。というかどーしたの中国人!てくらい。国内観光がいま隆盛で、大変な勢いの観光決死隊の様相の中国の皆さん。日本人のおじさんは常に喫煙場所とお茶を探し続けるのであります。

ところでここで事件発生・・・モーターハングライダーに乗って(ってタンデムで)空撮に行ったテレビカメラマンが20分経っても帰ってこない!30分経ってもどうしたのだろー。状況がよく理解できない。あとから聞いてみると全然違う方向へ飛んでいってしまい、なかなか言葉が通じなくて帰ってこられなかったようです。「や、や、やられたー!!中国得意の雲助システム」もちろん飛んだ分だけしっかりお金は払わせられます。ちょっと乱暴なおじさん(誰のことかは想像がつくかしら)がまあ半分くらいにさせましたが、それでも驚異的な金額「買えるんじゃない、そのハングライダーが!!」というくらいの金額??これからはよく確認してからやんなきゃねとカメラマンとともに反省!!しました。

みんなよりちょっと遅くなってディナー会場へ、既に酔っ払っているおじさんと中国人スタッフたち、いよいよ明日は、今回のたくさんあるメインイベントの中でも最大級の??ロプノールに向けて出発!!の打ち合わせなのですが、なかなか私達の意思や意図が解ってもらえなくて、かなりの時間がかかりました。またまた、言葉の壁が・・・!!

明日は早いんだった。モーニングコールは午前5時30分にセット。

いよいよタクラマカンでございます。はて、どーなりますことやら。