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2007年9月20日 行程10日目
アルマティ - バルハシ 走行距離:640km 走行時間:10時間30分

午前7時30分朝食へ行く前に、ムッホとジャンガルを起こしに行ったが、やっぱりね!起きない。部屋間違えている?イヤ間違えてないよなあ、疲れていると思うが起こさないと・・・もう一度!!チャレンジ。ドンドンドン!眠い目をした二人はやっと起きたのでした。

ホテルは旧ソビエト時代の瀟洒なもの。レストランの天井絵画が素晴らしいではないかと。

出発準備をしていると、ブツブツ言いながら歩き回っている山口さん「どうしたの」「パーツケースがないんだよね」「あのブルーのコンテナ?」「トラックにもランクルにも無い、ブルーだよー」私はウルムチのホテルで山口さんが持っているのを見たのが最後だ。盗難にあったかもしれないが、ホテルに忘れたんだね。きっと!!ここはカザフスタン!中国に忘れた荷物はどうすることも出来ない。とりあえずあきらめるしかない。ごめん!山口さん

予定通り午前8時30分にホテルを出発。あれ?カオルさんの後ろに変なヘルメットをかぶった人が乗っている??誰だー。おっとカメラマンの渡辺さんだ。なんかいい感じでタンデブーしていました。

そして、30分ほど走ったところで給油ストップ。またカザフスタンでは給油の方法が違う。スタンドのお兄さんが給油してくれて、後払いのシステムでした。そして今度は渡辺カメマンは、モンゴルからやってきたタンドラの荷台に乗って撮影する模様。頑張ってるなあー。今日の撮影班はハリキリモードなのだ。

ランクルは先回り撮影モード!!カメラマン松前さんが「行こうかー」というと先回りをしてプリウスやバイクの走行シーンや風景を撮影をする。私は今日はとっても眠かった。気がつくと先回りして撮影ポイントに到着していた。目が覚めるとひとりぼっちってことも。二人はどこへ行ったのだろう。周りを見渡しても居ない。・・・スイマセン!!みんな疲れているのは一緒なのに、撮影が終わると帰ってきて、何もなかったように「行こうかー」って・・・。カメラマン松前さんも景色が変わらないカザフスタンでは眠気対策でもあったようです。

プリウスとランクルは北京を出発して西安経由でパリに向かっているのだけど、西安からはほとんど一緒に行動しているの。旅は道連れ、で大勢で賑やかなほうが良いってことね。

午後2時過ぎにお昼。メニューは具たくさん野菜スープに羊煮に玉ねぎとトマトサラダ、今までの中国では毎日食べきれないほどの量が用意されていたので物足りないかもしれないけど・・・これが普通だよね。

それから・・・走って、また走って、またまた走って!!ハルバシへ午後7時に到着。まだ楽勝で明るい!!おじさんライダーはちょっと嬉しそうだったな。この町で一つしかないホテルに入ったが、うーん!!これじゃモンゴルのバヤンホンゴルのホテルじゃん(今年BTOU2007へ出場した人にしかわからない表現でスイマセン)。えー!すべてスーペリアクラスのホテルじゃなかったの、と苦情の電話したものの、この町に一つしかないんじゃ、しかたいよね。でも、お湯は出ないし、洗面台もない・・・失敗!確認不足でした。

さて、ちょっとここでメンバー紹介をしましょう。カザフスタンで合流した2名を含めこのツアーに参加した14名!!簡単に紹介しますね。

 

おじさんライダーから
亀石さん:ライダーの中の最年長!60歳。最近定年退職してプールと図書館に通う余裕の趣味人。オフロード初走行にも戸惑いながらも激走!!パニア破壊される。宮崎県人
齋藤さん:岩手県から。かなり濃い東北弁なのに「自分が標準語」と思っている超タフなおじさん。いやあ、一番元気で粘り強かったのではないでしょうか。
佐藤さん:大分県のバイク屋さんの兼業農家。カオル米は全国的にも有名なブランド米(にはまだなってないけど・・・)SSERの名物オフィシャル。このツアー中に誕生日を迎えた。
山口さん:北海道北見市からやって来たのはおなじみ山口さん。独り言が面白いので近づいて耳を澄ませると、けっこうなんかカンか面白いこと言っている。消防署勤務!なのですが「とにかく眠たかった」ナンバーワン
山田さん:SSERのボス。あちこちが悪くてバイク乗らないほうが良い!といわれてもう何年。今回の旅で10年ぶりにライダー復活。リターンライダーってのもどうかね。案外タフで元気だったかも。途中転倒負傷したけどね。
チームACPから
横田さん:いわずとしれたACPの横田さんはいまや自動車環境評論家として活躍中。今回もトヨタプリウスをパリまで走らせて、プリウスの大記録を打ち立てる。
松前さん:こちらも有名なムービーカメラマンで、横田さんの大親友。パリダカの創世記からのACPのメンバー。66歳(横田さんも)とは思えぬ若さで、ムービーカメラを担いで大活躍。
高橋さん:ACPの若手。本業は電気に強いのは当然の集積回路のエンジニア!今回はこの人なしではバイクの完走は危うかったほど。ランクルの運転をしながら、GPSの相互位置情報などをうまく使っていたね。
カメラクルーから
石原さん:テレビディレクター。今回はBS-11の開局記念番組制作のために乗り込んできた。パリダカやモンゴルでラリーの経験も豊富。そうそう「なるほどザワールド」なんて番組のディレクターしてて、おまけになるほどザワールド号なんてのでパリダカにでてクラス優勝したってのは有名。
渡辺さん:テレビカメラマン。いやあよく頑張ってたカメラマン。いつもカメラは回っていました。12月1日のテレビ放送は楽しみにしていますね。お疲れさま。
カメラマンから
治武さん:スチールカメラマン兼ライディングの交代要員。なかなか撮影の時間が上手く取れなくて苦労しましたが、カザフスタンからはバシバシ?撮りますね。
サポートの私、
黒川:とにかく先に先に手配をしながら進むのです。皆さんの体調管理とホテルの心配。日本との連絡要員。ここまで大きなトラブルがないので、ホッとしていますよ。
カザフスタンから参加した
ムッホ・アムガラン:もうおなじみのムッホはSSERのモンゴル支社長?気は優しくて力持ち。大相撲の大ファンです、もち日本語は完璧。いつもイベント時には日本に来ていますよね。
ジャンガル:誰よりもキレイ好きのジャンガルは、数カ国語が堪能。モンゴル語、日本語、ロシア語、英語。ドイツ語は通じなかったけどフランス語は・・・今回の旅では大活躍。そこいらの通訳ガイドなんかの比じゃないね。

 

明日はアスタナ、明後日は休息日でございます。