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「Stay Hungry,Stay Foolish!」

"Stay Hungry, Stay Foolish!"このフレーズが最近のお気に入りである。これはアップル社の創始者であるスティーブ・ジョブズ氏の言葉だ。彼がスタンフォード大学で行った卒業祝賀スピーチにおいて、最後に締めくくった言葉だそうである。

「ハングリーであれ、愚かであれ!― 自分自身がそうでありたいと願い続けてきたし、君たちもそうであるように願っている・・・」

彼自身が挫折と波乱に満ちた人生を送っており、そのエキセントリックかつカリスマ性を有した性格でも知られているが、そのジョブズ氏の言葉だけに妙な説得力があり心に響いてしまった。

”枠にはまった優等生、みんなからほめられるようなお利口さんなんかになるな。小賢しくまとまるくらなら愚か者である方を選べ!それも常識なんかはみ出してしまう器の大きなバカになれ!”というバイオテクノロジーの権威である村上和雄氏の解釈を待つまでもなく、この言葉はストレートに僕に刺った。

それは僕が人生の選択を迫られたとき、ついつい愚かな選択をしてきてしまったことに起因しているのかも知れない。アホが付くくらい不器用で、人が普通にできることが、僕には何倍も時間がかかってしまう・・・。近道があるのに、遠回りの道ばかり選択するし(笑)。

目の前に進むべき太い道がご丁寧に横たわっているのに、丘の向こうに続いている細いあぜ道の先が気になって覗きに行ったり・・・。そんなことを続けているうちに自分が本当に何をやりたいのかわからなくなってしまった。

こんな無駄なことをやっているうちに、人生の美しい時間はあっという間に過ぎ去ってしまう・・・。それに気がついたときには、僕はもう30代半ばのいい年齢になっていた。世間一般的に見れば、相当イタい奴である。人生設計がかなり無茶だったのである。

それは自分の考え方に問題があることにあるとき気がついた。僕はご馳走はとっておいて、最後に食べようとするタイプだった。苦手なものからクリアしていって、大好きなものは最後にとっておく・・・。でも最後に食べようとしたときには、それはもう腐っているという・・・。ご馳走は、料理が温かいうちに食べてしまわなければ意味がない!ってことに気が付いていなかったのである。

そんなこんなで、今までの自分の思考パターンや方法論に嫌気がさし、、僕は思い切って腹を括った。もうここから先の人生は、自分が本当に好きなこと、やりたいことに正直に進んでいこうと決意したのである。

どうせここまで来たのなら、とことん面白い人生をおくってやろうじゃないか!他人からどう見られようが関係ない!ハートに正直に愚直なまでにまっすぐ進んでやろう!という決意である。どうせアホなら、とことんまでアホになってうやろう!そう考えていた僕に、この言葉はその根拠を与えてくれた。

器用な生き方はできないかもしれないけど、愚直なまでにまっすぐにユニークな生き方をしてやろうと改めて再確認させてくれる言葉だった・・・。

器の大きなアホになりたい!それが僕の今の目標である。


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