「北海道4DAYS 参戦記 DAY-1」
朝からノンビリ仕度をして、自宅を1400に出発。
昨晩、仕事の都合で人間だけ飛行機で移動となるK藤さんから”走る御神体”1982年式XR200RBを預かりその車両だけトランポに積み込んでの身軽な往路となる。珍しく昼間の首都高6号線がスムーズに流れ、そのまま常磐道に接続して川崎からものの2時間で大洗港に到着。1830の出航にはマダ間があるので、近くの商店街に出向いて本屋を探していたら2台のBMWとすれ違った。共に荷物は満載、日焼けの無いキレイなラリーⅡのジャケットとパンツを身に付けてスタンディングしたまま交差点を曲がるゴツいブロック・タイヤを履かせたF800GSとR1200GSは、間違いなく自分と同じ目的地に向かう面々だろう。
商店街の本屋さんにはカナシクなるほど本の在庫が少なく、「GIANT KILLING」の単行本を全巻オトナ買いして船の中で読み耽ろうと思ってたのが願い叶わず、仕方なくそのままターミナルに戻って乗船の案内を待つことに。世の中的にはまだ夏休み前だというのに、沢山の自家用車が列を成して瑞々しい初夏の北海道を楽しみにしている。自分もその車列に加わって車両甲板一番下のずいぶんと奥まったところに案内され、すぐにエレベーターで上のデッキに上がって一風呂浴び、その足で展望レストランに向かう階段を上がった。今回は奮発して、普段のようにコンビニのお握りとカップラーメンで済ます代わりにレストランで豪勢に行くことに常磐道を走っていて急に思い立った。夕食と朝食で¥2300と決して安くは無いが、暮れなずむ海と空を眺めながらのバイキング料理とサッポロ・クラシックは、これから北の大地へ向かう自分の旅情を掻き立てるための費用対効果を考えれば安いものだ。(しかも料理が予想に反して美味だった、オススメです。)
食事の後で、ロビーのソファに腰掛けて談笑する「TEAM FREERIDE」のセレブ・ライダーな皆さんに遭遇。イケチューさんには山の中を走っててバッタリ出くわしたり、去年のモンゴルへのシッピングでハルキさんとナバエさんのKTMを松山まで陸送する際に手伝ってもらったりと少々面識があった。ミカミさんはCL72でBAJA1000に出場した際にスタート直前でお話したし、イシゲさんは3年前のISDEをニュージーランドの現地で応援したし、ハラさんはBMWのイベント「GSチャレンジ」での華麗な走りを何度も目撃している。
(どう考えても文句無しに最強軍団だな・・・)
現地での天気予報はグズツクもよう、ヘビーでパワフルな車両を操る彼らにどんな影響をもたらすのだろうか?
とりあえず今日は晴天、お陰で船もあまり揺れずに船旅を満喫できそうだ。ただ3日前から引いている風邪のせいでお世辞にも体調が良いとは言えず、絶えず青っパナが沢山出てくるので箱ティッシュが手放せない。
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