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「アドベンチャークラスのススメ その2」

さて、CRM50で実際にTBIへ出場する際の注意事項などを、経験者の立場からいくつか挙げて見たいと思います。

■ サスは良い物を

これは悪路走行時のスタビリティに雲泥の差が出ます。ウワサによると、前後CR80の物がそのまま流用できるらしいのですが、イキナリ車高が上がるのですぐ分かります。フロントのサスはアウターチューブだけCRMのまま、中の部品のみCR80の物を使ってチューニングも出来るそうです。

■ ハードチューブは必須

タイヤが純正品しかチョイスがないことを鑑みて、やはりSSなどはタイヤの空気圧を落として走りたいものですが、やはり怖いのはリム打ちによるパンク。ホイールが小さい分、タイヤが潰れた際のリムまでの距離が近くなるので、あまり下げ過ぎるのはリスクが高いですが、だからと言ってパンクを恐れるあまりパンパンのまま走るのは、路面の状況によってはタイヤが仕事をしなさ過ぎてむしろ危険です。某名人はSSの際、F1,0のR0,8まで落として走っていたそうです。

■ 3速が使えるギア比で

これは車両の個体差やライダーの体重にも関わってきますが、自分のように体重がある場合だとほとんどの上り坂で3速に入らず速度が乗りませんでした。CRM50は2速と3速の間が微妙に離れているので、3速で上っていくところはクロスしている4速でも伸びていったりするので、3速が使えるかどうかがSSタイム向上の大きなカギを握っているといっても過言ではありません。歯数の異なるドライブスプロケを携帯するのも一つのアイデアです。ちなみに某名人は、SSの時だけエンジン左側のカバーを外してドライブスプロケットを1T少ないものに交換して走っていましたが、ココまでするのはカナリな手間を要するので決してオススメできるものではありません。

■ 出来れば予備タンクは無しで

リアに予備タンクを装着するのは航続距離が伸びるものの、重量配分の変化から運動性能を低下させてしまい、場合によっては腰を後ろに引いた際のポジションを限定してしまうので、可能であればメインのタンクのみで賄うのが理想的だと考えます。ただ、市販品のビッグタンクがとうの昔に絶版となってしまっているので、このあたりをどう見繕うかが今後の課題です。ちなみに某名人は、前述の9L入りタンクを人から借りて走ってました。

■ 原付でもライトは明るく

正直言って、上りだけのSSならノーマルライトでも十分賄えることもありますが、下りになるとフルサイズにも匹敵するような車速が乗ることもあるので、可能であればバッテリーを装着した上でのHID換装をオススメします。

■ スタンディングできるポジションを

なにせポジションがこじんまりしているので、窮屈なままのライディングを続けると血液の循環が妨げられて”エコノミー症候群”にも陥りかねないので、出来れば時々スタンディングなどして体中に血を巡らせることも大柄なライダーには大切な事だと思います。人によってはフルサイズ用のハンドルを好む場合がありますが、これだとバーのライズが小さくて前傾姿勢が強くなり、持続的にスタンディングするのが困難になるかもしれません。自分の場合、ノーマルのハンドルを少し遠めにセットして、時々スタンディングして腿の筋などを伸ばすなどして休憩の代わりにして走り続けてました。

・・・思いついたのがコレくらいですが、細かい事を言えばもっと沢山の留意点があるはずなので、詳しくはお近くのアドベンチャークラス経験者の方に尋ねてみてください。きっとアナタをこの世界に引きずり込もうと、アレコレ懇切丁寧に教えてくれることでしょう。


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