『TDN車検・やっぱり怖い！男の世界』

受付車検が終わったら、バイクを『ぱるくふぇるめ』にいれなくてはいけません。係の人に誘導されて、バイクを運びます。一仕事終えた安堵感で、急に緊張がほぐれてきました。

か…かわいい♪

目に飛び込んできたのは、鯉のぼり
すでに、受付車検を終えた、菅原御大さんのXR250Bajaライト仕様ですビデオで見たことあるっ！これが本物かぁ～…へぇぇぇぇ～…
余裕なくアップアップな私がいる反面、こんなにもチャーミングな御洒落をされる方がおられるということが、とても新鮮でした。いつかは、私もこれくらい余裕ある準備がしたいなぁ…と密かに思い続けていますが、未だに実現しておりません…

ふいに後ろで声がします。
『パルクフェルメの中のマシンに触ったら、失格だよ。』
あ、なんか怖そうな顔してる人がいる…
ひ…ひぃぃぃぃぃぃ～
失格は困りますぅ～…
そそくさとその場を立ち去ります。

いや、あの…鯉のぼりに触ろうとしただけで、まだ触ってないからセーフだよね？失格じゃないよね？まだ、ラリー始まってもいないのに、さっそく怒られてしまった…

そういえば、レギュレーションにかいてあった事を思い出しました。
『ぱるくふぇるめ』の中にバイクを保管したら、そのバイクには触れない…と。

やっぱり、ラリーともなると厳しい勝負の中に生きる『男』の世界なんだなぁ～…つくづく思った次第であります。
てか、やっと『ぱるくふぇるめ』の役割を知った私です。

パルクフェルメにバイクを入れたら、ブリーフィングまで、少し休憩します。駐車場の木陰で、エントラントのリストを広げ、片っぱしから読み漁ります。そう！やることは、『優しそうな人を見つけること』！
一人ひとりのコメントと、写真をみながら、優しそうな人の物色…いやいや…仲良くなれそうな人を探します。私としては、助けてもらうのに、常連さんは無理でしょうと判断。だって、追いつけないし、常連さん同士の会話についていけません。できれば、“今回初参加です”的な方が打ちとけやすいのではないかと…♪

どれどれ…

……う～ん…みなさん、強面で、誰も話かけれそうな雰囲気はありません。
どうしましょう～…
よく見ると、自分の顔もかなり、強張っています……怖っ（汗）
送った写真を、こういう風に使われるなら、もっとかわいいのにすりゃあよかっ
た…と後悔…

ブツブツ言っていると、目の前をバイクが通り抜けていきます
ブォーーーーーーンブォーーーーーーーーンブォーーーーーーーーン
これまた強面のライダーさんが、もんのすごい勢いで走ってきては、両手を離し、
首をかしげ、Uターンしては、走り去り…を繰り返しています。
バイクの歪みを調整しているようですが…

こ……怖いっ……
常連さんの雰囲気がプンプン匂います。
バイクの乗り方、身のこなし、表情、使い込まれた装備品
こんなド迫力のある方々と、これから１０日間も一緒なんて…
すでに、頭の中は、怒られたり、怒鳴られたり、ラジバンダリーでいっぱい。

やっぱり、私、来る所（世界）間違えた…よね…？（涙）