身長153cmの女の子が、どうしてラリーライダーに成長したのか。あの娘が書く珠玉の?ラブストーリーていうか、ラブっていうのはラリーのことだからね。
「ピヨピヨオフローダーの誕生」
屈強な男達が、流れるようにマシンを操る 時には、砂に埋もれ 顔中が砂と埃にまみれながらも 砂煙を巻き上げて、砂漠を駆け巡ったり 真っ直ぐなピストを颯爽と駆け抜けていく
…って、そんな事、私には無理無理!!! だって、私、チビ(身長153cm)だもん。
ロードツーリングライダーな私は、未舗装路なんて走れるわけがない!と思っていた。時折、見かけるオフローダーは、私の目には異様に映ったものです。
*派手な衣装を着ている・・・・・・・・・・・クマ柄とか宇宙人とか *いっぱいビロビロしたものをつけている・・・おそらくロープ系かキャメルか…? *時々、肩から何やらチュウチュウ吸ってる?・すごく不思議だったなぁ *バイクがつや消し仕様・・・・・・・・・・・ってか何で泥ついてるの? *信号待ちで、ウィリーする・・・・・・・・・危!!!(驚) *細い道で、いきなり曲がっていく・・・・・・お-い!そっちは行き止まり *そして急に出てくる・・・・・・・・・・・・うぉっ!どこから来たの???
そんな私が、もっといろんな所に行ってみたいと思い、オフロードバイクに乗り始めたのが7年前。スーパーシェルパとともにピヨピヨオフローダーとして誕生した。この時は『林道でコーヒーが飲めたら最高♪』と考えていただけ。
もちろん…林道ツーリングでは護衛に見張られ…見守られながら、水溜り一つ越えるのにも、大騒動なお始末である。ラリーに至っては、観客か参加者かと聞かれれば、99%観客側でしょう。それ以前に、ラリーとはテレビや雑誌の世界でしかありません。
身長も、筋力も、体力も、知識も、経験も、技術もない私が…そんな私が、なぜか4年後にはモンゴルを走り出してしまった…人生って不思議♪
そんなピヨピヨオフローダーが、どのようにしてモンゴルまで行ってしまったのか…なぜ『林道でコーヒー』が『砂漠でビール』になってしまったのか…
しばらく、お付き合い願いたい。
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