「158話の続きです」
帰国して、早速、会社にジャン・ピエール・ジュッソーさんのコーナーを作りました。額に入った絵は、彼が60才の誕生日(1997年)の日の様子です。
1997年の夏に照とルマンの家におりましたら、ジュッソーさんの息子さんからお父さんの誕生祝いを彼に内緒でするから、ぜひ出席して欲しいとの連絡が入りました。
内容は、ルマンの自動車博物館に飾ってある、1978年に優勝したルノー・アルピーヌ(前回はアルバインと書き間違い)と昔、乗ったF-3などをサーキットに運び出し、彼に走ってもらおうと言う企画でした。私は予定されていた日には帰国しなければならなかったので代わりに照に出席してもらいました。ちゃんと走れる状態にするのは大変な事ですね。
コーナーの左側に写っているのは1980年に優勝した車両で、ロンドーM379のモデルと絵葉書です。私のナビをやってくれていた尚子さんがフランスから送ってくれました。この車はジャン・ロンドーさんがデザインして造り、彼とジュッソーさんがドライブして優勝したんです。自分の名前を付け、自分も運転して優勝したのはこのロンドー車だけですよ。
先日頂いたメダルはこの時の物です。
もう一枚の写真は、絵の下に書いてくれたメッセージです。
追伸 昔、一人でエントリーして23時間目にシフトミス(バックに入れたようです)してリタイヤした人がおり、それから一人での参加は認められなくなったようです。
ロンドーさんは1985年の暮れに列車事故で39才で亡くなりました。
菅原 義正
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