「関谷選手の手形」
ルマンの中心地にルマン24時間レースのモニュメントがあります。
広場の真ん中にはレースのモニュメントがあり、タイヤの外側にはコースを模した形がありました。レースの最大の直線はユノディールの直線と呼ばれているのですが、何年か前に2ケ所のシケインが作られており、その通りに出来てるので、上のモニュメントは新しい物です。(15年位は経ったかも)
このモニュメント(写真1)の裏側にはジャッキーイクスさんの手形(写真2)があり、勝った年数も入っており、彼の偉大さを表してます。
そのモニュメントを囲むように、今までの優勝車をドライブした選手の手形が路上にあります。(写真3)
関谷選手は1995年に優勝しており、日本人で初めての手形でしたが、2004年には荒選手が優勝しておりますが、見つけられませんでした。
ミスター・ルマンと言われている寺田選手は長いことエントリーしており、予選のタイムは免除になっており、必ず決勝に出られると聞いてます。彼に聞いたら今でもACO(オートモービルクラブウエスト、世界で一番古い自動車連盟のクラブでこのクラブが24時間レースを運営しております)の幹事をしているそうで、日本人の誇りですね。
24時間で約5000kmを走るので、単純に計算して平均時速208km/hにもなるんですね。
毎年、夏至の時期に行われるのには、深い訳があります。昔の自動車のヘッドランプはカーバイトと言うガスを燃やして点灯していたので、暗くなるのは夜の10時過ぎで4時には明るくなるからです。
以前、SSERのイベントに良く出ていた長谷見さんに(彼は実際に出場しております)、色々と聞いてみました。彼は独特の優しい語り口で「菅原さん、夜が一番スピードが乗るんだよ」と教えてくれました。
そういえば空気の密度は冷えると濃くなるので、納得です。今はスピードも半端ではないので、昔と同じ恐ろしさだと思いました。
私の場合ここの所、毎年4700M-4900Mのあたりを走っているので空気の密度に関しては敏感になっております。
何せナビさんが意識を失ってしまうからです。年寄は細胞が少ないので 高山病になりにくいとナビは言ってます。
ルマンに行くときにはN48 0 324 E0 11 909をお忘れなく。
広場に行けますよ。
菅原 義正
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