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車を買い替えようと先日来、ディーラーや中古車店などあちこちを回っています。20万キロを越えた我が家の車。最近めっきり調子が悪く、そろそろかなと。

早速中古車情報誌を買ってきて検討会が始まりました。「この車、このぐらいで買えるんだ」「こっちも安いね」いろいろと車もあるものですが、なかなかこれといったものも見つけられず。「エコな車なら、新車でも最近は安いらしい」ということで範囲を新車にまで広げやっと選んだある車で不思議な事に気づきました。

それは話題のエコカー減税に関する事。同じ車種でも減税になるものとならないものがあるのです。その差額96200円。はてどこが違うんだろう。エンジン?それとも駆動方式?ドアの枚数?形は一緒だし・・・?。

細かく見ていくとありました違いが。それは装備。一方にはガラスサンルーフやパワーシート、フォグランプなどが付いてきます。もう一方にはありません。いろいろ付けば、つまり車の重量が重くなればその分燃費も悪くなり、排出ガスも増えるのだから、やっぱり贅沢すれば税金は高くなるのだなぁと思ってカタログを見ていたらなんと逆で。豪華装備の車には減税があり、質素な装備の車の方は減税無し???

「いま豪華装備の車を買うと
   取得税、重量税合わせた192300円がなんと半額の96200円!」

          まぁお得!燃費もロードインパクトも大きいのに・・・。

なぜこんなことが起こるのか。キーワードは車両重量にありました。減税の対象になるか否かは設定された燃費基準よりどれくらい低燃費かで判断されます。この燃費基準は車重ごとに設定されていているようで。たとえば、

車重1266kg以上1516kg未満ならば  燃費基準は16.0km/l
  車重1516kg以上1766kg未満ならば  燃費基準は11.9km/l

今回の件はまさにこの車重がカギになっていて豪華装備の方は重くなった分ワンランク上の燃費基準、要は「ゆるい基準」が適用された結果、減税になっていました。

メーカーの発表している環境仕様書によるそれぞれの比較は


   燃費では
     車重の軽い方・・・・・13.8km/l
     車重の重い方・・・・・12.6km/l

   CO2排出量は
     車重の軽い方・・・・・168g/km
     車重の重い方・・・・・184g/km 

そして平成22年度燃費基準達成レベルは
車重の軽い方・・・・・+5%
車重の重い方・・・・・+20%

燃費は悪くなり、CO2の排出量は増え、なのに「エコ」と言われ「減税」の恩恵に与かる。基準を作りにくい部分も有るとは思いますがこれで良しとし、宣伝する方もする方で、なんか変です。


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