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名古屋の街を歩いていると多くの外国人を見かけます。この人は中国からかな?こちらは韓国?この言葉は聞いたことが無いけれどどちらから?などなど興味は尽きません。食材や日用品の類の専門店も結構豊富で、覗いてみるとさっぱり何のことかわからないものも多く楽しめます。季節は寒くなる前のこと。見かけたのは歩道一面を真っ赤に埋め尽くす干し物。良く見たらたくさんの唐辛子を乾燥中。畳にして1畳程のものが何枚も。韓国の食材屋さんの前でした。数軒となりのお店の前にも所狭しと赤・赤・赤。ちょっとしたトリップです。もちろん各国の料理屋さんも多く、しかも本格的なものを口にすることが出来ます。未知の味について、まだまだおぼつかない日本語とやり取りしながら食事は楽しみのひとつです。

さて、そんな外国からの人々で多いのがブラジルからやってきた人々。その数は県内で7万人あまりともいわれています。不況の影響でそれでも減ったのだとか。昨年のトヨタショック以降、多くのメディアで彼らの動きが報じられていますが、びっくりしたのは日本語を話せる人があまりいないということ。工場などで働き、国へ仕送りする。10年以上暮らしていてもカタコトという人も結構いるそうで。どうやって仕事をしてるのかといえば立派なポルトガル語のマニュアルがあり、それに従えばよいということ。職場のリーダー格が日本語を理解できればあとは口伝え。職場では話せなくてもあまり関係ないらいしい。それで「済む」というのもなんとも悲しく思うのですが、そんなことも「知らなかった」こちらもやっぱりなんとなく変。日本であってニホンデナイ空間が存在していたことにびっくりもし、それ以外にも心の中になんとなくもやもやしたものが残りました。


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