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名古屋に転勤してきてからおよそ半年が過ぎ、はじめての冬。テレビ塔からそう遠くない街の中心部に住んでいるのですが、ビルとビルの合間に見える空の青さに驚かされることがあります。朝方出勤時に見上げるとすーっと澄んだ青空がお出迎え。冬場は空がきれいだとはいえ、ここへ来る前に住んでいた東京ではシーズンに1回出会えればよいような空に頻繁に出会うことができます。

子供のころから空を眺めることが好きでした。特に冬のそれは夏に比べると青が強く透き通っていて、授業の間の休み時間など窓から飽きもせずボーっと眺めていたものでした。名古屋で見る澄んだ青空はその頃を思い出させるもの。鈴鹿山脈を越え、吹き降ろしてくる強い風「鈴鹿おろし」も関係しているのでしょうか。

いつの頃からかこの空の色が薄くなってきているような気がしてなりません。飛行機に乗り空の上から見ても水平線のすぐ上、地上と空色の間に茶色い層のようなものが漂っているのをよく見かけます。都市部だけかと思えばシベリア上空でも、赤道上空でも、果てはサハラ砂漠の上でも見かけました。砂の白と空の青、強く美しいコントラストを妨げる茶色の層。ガスの影響?ホコリ?いろいろ原因はあるのでしょうが空を濁らせていることには変わりありません。いつまでも青く澄んだ空を眺めていたいなぁと素直に思います。

ここ数日、名古屋の空の色が薄くなってきました。何か原因が!?思いをめぐらせていると暦には「立春」の文字。椿の花にはメジロの姿を見かけ、日差しにも暖かさを感じるようになってきました。淡い空に春を感じる今日この頃です。


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