1000円札一枚でどこまでも!何かと話題のETCについて。
ETC=(Electronic Toll Collection System )というシステムが始まってどのくらいが経ったでしょうか。結構普及してきているようですが未だにこのシステムには中々納得がいきません。
まず疑問に思ったのは料金を払うのにさらに金をかけなければいけないということ。金を払うために新たに機械を取り付ける必要があるということに納得がいきませんでした。
さらにはカード会社との新たに契約を結ばねばならない(しなくても良い仕組みもある)ということにも胡散臭さを感じました。
そんな私が導入を考え始めたのは通勤割引や早朝夜間割引が始まった頃。一定の条件で走行距離が100km未満であれば料金が半額になるというもの。ツーリング仲間が利用しているのを見て俄然気になり始め、まずは車に導入を検討。
しかし、初期投資はしたくないと捜し出したのは無料サービス。○○カードを作ってくれれば車載器はタダというやヤツ。セットアップ料金も不要。年に一度カードを使えば年会費も不要。これなら本当に無料でETCデビューできる!
受付で「取り付け料が6000円強掛かります」という係のおじさんに、無料にテッテー的にこだわりたい私は食い下がること十数分。自力工事の了解をもらい、早速取り付け。
きちんと作動するか、専門店では専用のテスターで試験するようですが、こちらは実地で検証。後続車がいないことを確認しすぐに止まれるスピードでいざ専用レーンへ。スカッと開いたゲートバー。問題なし。怖い思いもせずに済んでいます。
怖い思いと言えばオートバイに乗り、首都高速の料金所で料金を支払っていた時のこと。オートバイには車載器をつけていないため一旦停止し財布をごそごそ。すると人の左側を走り抜けて行った輩が。それは一台のタクシー。また一台、もう一台と結構なスピードで続々通過。車にスリヌケされたのは初めてで、とっさには何が起こっているか理解できませんでした。
料金所のおじさんの「コラーッ」という声もむなしく、同じような出来事にはこれ以降もたびたび遭遇しました。
さて、休日は通行料1000円となったETC問題。残るは我がオートバイに付けるべきか付けざるべきか。専用のものだと2万は下らないでしょうが1000円というのは非常に魅力的。
その一方で新たな疑問もわいてきます。1000円にするとなると本来設定されている料金(現金払い)とは一体何なのでしょうか?
たまには浜名湖でうなぎでも食べてみようかと思いついたとします。東名高速名古屋ICからら浜松西ICまで85キロ。通常ですと2350円。これが1000円になるということは差額は1350円。同じように思い立った人が100人いたとして、すべての人がETCを使っていたとすると単純にマイナスは
1350円×100人=135000円 となります。
実際にはそう単純な計算ではないということは理解しているつもりですが、利用者数や距離を想像すると結構な額のマイナス=損が発生しているのではと考えてしまいます。それともETCで支払う料金が本来で(平日割引ならば同じ区間で1650円)、現金払いは特殊、割増しなのでしょうか?
何らかの補てん、補充がどこかでされているのでは。そうではないにしても帳尻はどこかで必ず合わせてあるはずです。そう考えると安くなったぁと喜んでばかりもいられないようにも思います。
けれども、1000円でどこまでもは魅力的。しばらく続きそうな助成制度をうまく使っていざ導入かと腰を上げたところで近頃まったく休みがなく、もうしばらくの間オートバイに乗っていない現実の自分に気づいたのでした。
うちの車は1ナンバーで休日割引関係ないし、どっかの誰かさんが公約に掲げる無料化に期待するかなぁ???
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