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第11回 04/03/18

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、最新のニュースをお伝えしましょう

1. ドルノゴビ県とスフバートル県に発生していた口蹄病が減少し始めました。先週は16ヶ所で確認されていましたが、現在11箇所になっています。「良かったね」と、皆胸をなでおろしていたら、もっと恐ろしそうなことに…毎年冬に南の国へ飛んで春になると北へ帰って来る様々な渡り鳥がいまして、その渡り鳥の群の一つのルートがスフバートル県を通っていて、そこの池で19羽が死んでいるのを現地の人が発見しました。大騒ぎが始まって、現地へ調査団が派遣されて帰ってきました、そのうち死んだ鳥の数は53羽に上がりました。鳥インフルエンザかどうかは調査の結果で分かるそうです。

2. イラクではモンゴル兵のアズザヤ氏がポーランド軍の危機を助けました。爆弾を運んだトラックが猛スピードで基地の兵舎に突っ込んできたところを、モンゴル兵アズザヤが3発で運転手を撃ってトラックを爆発させました。爆発は、兵舎など建物から離れていたので兵士の死亡者がなく、数人が割れた窓ガラスでけがをした程度でした。在ポーランドのモンゴル大使館に現在感謝の手紙が寄せられているそうで、アズザヤ氏にはポーランドから勲章が授与されるようになっているというニュースがポーランドから届きました。

3. 明日3月18日はモンゴル軍の83年目の記念日です。1921年3月18日にモンゴル軍がロシアの赤軍と組んで当時モンゴルの国境の町だったキャヒタ(現在ロシアの町)を攻めてロシアから逃げてモンゴルにいたロシアの白軍を追い出しました。その日からモンゴル軍が生まれたと見なされて、毎年警察関係者や、軍の関係者らがお祝いとしてこの日を迎えています。

4. 天気。先週暖かくなり始めたウランバートルには突然雪が降り、次の日からだいぶん寒くなって3日経ちます。現在昼−10度ぐらいで、夜は−20度です。風も強くて随分と寒く、冬に逆戻りした感じです。日本はどうですか。

写真はモンゴルの風景
モンゴルの春の訪れはまだまだのようです。
でもね、日本の春のようなのどかさは、モンゴルの春にはないです。

ジャンガル

 

 

 

Duinkharjav Bayarchuluun (D・バヤンチュルン)
1959年12月24日生まれ

カミオンに乗るのは、バイラー!1994年の試走からのスタッフで、スーパータフなヤツです。今では菅原さんに、その腕を買われてパリダカのアシスタンスカミオンのドライバーを務めます。モンゴル本番中には、X1トラックの切れたファンベルトを、自分のズボンのベルトで代用してビバークまでやってきたりとか、いつも斬新な?緊急対応がとても興味深い、人です。一人でクルマに乗って世界中に行きます。出先からよく電話がかかってきて「いまフィンランドでフェリーに乗っています。」とかね。で、日本語はすべて試走中とSSERに遊びに来たときに覚えた独学!釣りが大好きで名人。二人でウランバートルでフィッシングとツアーのお店を出そう!というのが合言葉。

JANGAR TSMBEL(ジャンガル ツェンベル)
1974年1月22日生まれ

好青年風は、ジャンガル。ラリーの初めの頃はまだまだ子供だったんですが、今は一児の父親に。ウランバートルでは、若者があこがれるヤンエグ?でもって異常なほどのきれい好き。ジャンガルがSSERに遊びに来ると事務所の中がきれいになります。アパートの部屋にはご自慢のホームシアターがあるんですねえ。日本語はとっても得意。彼の文章は、おかしくても極力そのまま掲載しますけん。ってすっかり伊予弁のジャンガルでした。趣味、掃除と後片付け、プラモデル、部屋の模様替え。まったく日本人のようなモンゴル人です。

NATSAG MUNKHAMGALAN(ナツァグ ムッホアムガラン) 
1973年11月20日生まれ

さて、もう一人はムッホ。彼も最初から通訳として参加。力持ちで働き者。父親はモンゴル航空の国際線の元パイロット。空港の近くに、自作のログハウスを建てて暮らしています。大工さんとしてもやっていけそうです。学生時代から優秀で、とても頭がいいんですが、奥さんは陸上競技のアスリートで、アジア大会や世界陸上にも参加しているというモンゴルでは有名人。相撲が大好きで、暇があればいつも相撲をとっています。大相撲に関しては、ちょっと詳しい。いや詳しいなんてもんじゃなくて、専門的といってもいいでしょう。今もウランバートルで初場所を見ていることでしょう。


 

                   
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