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挑戦するレースが決まったら次はマシンの選択ですが、基本的に競技のスタイルにもっとも適したものと、自分の好みやスタイル技量に適したもの、この二つの最大公約数で選ぶべきです。優勝争いをするワークスチームなど一部の選手を除いては、最低限の装備にとどめた日常からツーリングに使っている愛車で参戦する人も少なくありません。
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三菱 パジェロ |
ご存知ダカールで圧倒的な強さを見せた三菱パジェロ。現在の市販車は基本的には街乗り仕様となっていますが、少し手を加えるだけで充分に優勝を争えるポテンシャルを持っているかもしれません。またかつて市販されたパジェロエボリューションは販売中止から10年以上を経た現在でも活躍を見せています。
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トヨタ ランドクルーザー |
今や高級車にカテゴライズされるランクルですが、屈強なフレームとダカール市販車無改造クラスでその実力を証明したエンジンは高い実力を有しています。またラリーベース車としては依然70、80シリーズが高い人気を誇ります。[LINK]
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スズキ ジムニー/ジムニーワイド |
ラダ―フレームとコンパクトながら熟成されたエンジンを持つジムニーは市販されるアフターパーツも豊富でコストも低く抑えることができるため人気急上昇中。総合優勝こそ狙えないもののRALLY
MONGOLIAではジムニークラスが新設され熱い戦いが繰り広げられています。まだベース車両を持っていない入門者には是非検討してほしい一台です。
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YAMAHA WR250R |
厳しい排ガス、騒音規制をクリアし国内で市販されるマシン。パワー不足は否めないが壊れない、疲れないという市販車ならではの特性は長丁場のラリーでは重宝され、ストックの状態でもモンゴルでの完走実績も充分です。[LINK]
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KTM |
KTMダカールで圧倒的な強さを誇るKTMは、ラリーパーツのラインナップも充実しています。市販ラリーコンプリートマシンを買うのもよし、自分好みのマシンをラリー仕様にカスタムするのもよし。現在の所、最もスムーズにラリーに望める最適なマシンといえます。[LINK]
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ロールゲージ(四輪)、トリップメーター、マップホルダー(二輪)、燃料タンクの装着。これさえあれば基本的にラリーへの挑戦は可能ですが、特殊な装備品は一般では入手が困難なものもあります。また、装着するにあたっても安全性や操作性に優れた装着方法など、ラリーならではのノウハウが必要です。何度もラリーに参戦している方なら、現場で様々な情報を入手できるでしょうが、初めての方はラリーに詳しいショップに相談することをお勧めします。ラリー経験を有し、多くのラリーサポートの実績を持つSSERパートナーショップは身近な相談窓口となってくれるでしょう。
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ロールゲージ(四輪) |
ほとんどのラリーで装着が義務付けられています。衝突、転倒時の安全を確保すると共に、車体剛性の向上にも効果ありです。
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トリップメーター |
走行距離を頼りに走行するラリーでは必需品。一般的には前のコマからの距離と積算距離を同時表示するためにツイントリップが使われることが多い。バイクの場合はアメリカ製のICOが一般的で、手元スイッチで操作ができます。
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燃料タンク |
ラリーは競技によって航続距離がレギュレーションにて定められているため、大きなタンクの装着が必要となるケースがあります。(TBIなど国内ラリーでは200km、RALLY MONGOLIAでは280km)。競技中の燃費を計算しミスコースした際の燃料も余分に積載したいところです。安全な性能のものを選んでください。AUTO部門ではFT3という安全タンクを使用してください。原則として自作のものは使用できません。
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マップホルダー(二輪) |
ライダー自身がナビゲーションを行うMOTO部門では、コマ図をロール状につなげて電動で巻き上げるマップホルダーの装置くが必要です。手元で操作できる工夫が施され、夜間にもコマ図を読めるようバックライトが装備されているものが市販されています。取り付け位置には、視線の移動を考えて特に注意が必要です。また内照式は必ず事前に夜間走行をして防眩対策が必要です
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