総評

The 1st RALLY TOUR DE KII-CLASSIC TRAILS 2022 in Summer
総評

案外と未知だった紀伊半島

今回のラリー開催は諸問題の解決が必要でした。西日本屈指の観光エリアであり、2輪4輪を問わずラリーというものの開催の経験のない地域。ラリーと聞けばものすごいスピードでゴールに飛び込んでくる印象。クラッシュや事故やけがは付き物、そう感じていたのではないかと思います。

そうした思いは行政の人々の中にも不安を隠しきれない方も少なくはありません。
しかしそれらの心配を完璧に覆していただいたのは、参加された皆様の高いモラルでありマナーだったと言えます。

確かに事前の大雨や許可の関係で、思うようにルートを伸ばせなかったことは大きく賛否が分かれるだろうと思っておりましたが、全般に御参加いただいた皆様にはご理解いただけたと感じてはおります。
さりとてSSERのこと、もっとダートを増やしさらにSSを充実させていこうという意志はここに表明しておきます。

そして案外と未知だった紀伊半島。熊野三山などに代表され世界遺産の熊野古道や那智勝浦串本の奇岩奇石の海、南方熊楠記念館やトルコ記念館なども興味深いものでした。
次回以降は家族の参加で同宿が可能なホテルや温泉旅館と観光バスで巡る名所や、時にはCPなどの計画も進めています。

本当に未知だったこの地を、もう少し濃密に探りたいと考えています。
優勝者は、大阪の福岡秀之(HONDA)優勝者の名前に日本車を書き加える事になるとは。そうした充実して楽しい3日間のラリーでした。

2022年7月19日
SSER ORGANISATION
代表 山田 徹